20代で初めて抑うつをやった時のはなし【1】
初めて抑うつを発症したのは20代前半。
当時新卒正社員で、電子系企業に就職し一人暮らしをしていました。
一応大手企業の子会社ということもあり表面上の福利厚生は良かったと記憶しています。
私の1回目の抑うつの原因は人間関係と過労でした。
配属先の上司が○○な人間だった
最初に配属された部署の上司。これが厄介だった。
というかその会社自体そういう人間ばかりだったが。
そう
正論でぶん殴るタイプの人間。
そして
常に仕事に追われており余裕がない人間
当時その上司は30代と若いながらもプロジェクトリーダーを任されていた人でした。
見た感じ冷静沈着で細かそうな人だなーとは思っていました。
私の様子が変わってきたのはその上司に配属されて3か月目ぐらいからでした。
わからないをわかってもらえない上司に配属されて3カ月で体に異変が
結果的に配属されて3カ月で抑うつを発症したのですが、その当時よくあった仕事の流れとして
- わからないところがあった時、そもそもわからない箇所の名称がわからないのでうまく伝えることができない
- また社内秘の機器であったのでネットで検索しても勿論出てこない
- 社内フォルダを漁りたくとも、どのフォルダに何が入っているのかもわからない
それでも必死にわからないところを自分なりに解釈して伝えようとしていたのですが
- 何言っているかわからない
- 日本語がおかしい
- 自分で話している意味わかってる?
と、まあ完全に突き放されていたわけです。
他の人に聞けば?とも思おうかもしれませんが、その会社の一番悪害な特徴
自分の仕事以外で責任を持ちたくない
なのでおそらくわかっているんだろうなということでも、聞いてもうやむやにされ
答えてもらえませんでした。
または聞いても上司と同じ対応。
気が付いたら配属されて3カ月たっており、その時の状態としては
怒られるのを我慢するのが仕事
と思い、毎日会社に行っていました。
抑うつだということすら気づけない労働状況
その当時の労働時間は、9:00〜22:00(約12時間労働)で働いていました。
その為病院に行きたくとも、行けないという状態でした。
さらに
休んだら次の出社日、上司は機嫌が悪くなるんだろうなと思うと休みも取れませんでした。
その当時、身体の状態は
- 朝起きられない、体が動かない
- 不眠・過眠
- 過食嘔吐
- 抜け毛
- 肌荒れ
- 生理不順
- 頭痛の悪化
- 胃腸炎連発
この時は、市販の薬を使って無理やり身体を動かし、感情があるから辛いんだと
とにかく感情を殺して過ごしていました。
今思うと体の症状から完全に抑うつに足を突っ込んでいるのがわかるのですが当時は
そもそも鬱ということが頭をよぎらない状態でした
感情を殺すようになると正常な判断がつかなくなるようで、
薬を飲んで身体が動くんだから。まだ健康だ。
とも思っていましたね。
3年は我慢しろの呪縛がとけて抑うつなんだと気付いた体の異常○○
体に異常が出てもなお、
自分は甘えているだけだと働き続けていたのは
3年は我慢しろの呪縛
もあったからだろうなとも思います。
今でこそ3年は我慢しろは信じるな!という声が増え、
この呪縛にかかる人は減ってきたかなという印象がありますが
私が新入社員の時はまだ残っている時代でした。
「仕事がわからないのに自分にあっているのか判断できるわけないだろう。3年はやれ」
なんていう人もいましたね。
ともあれ3年は我慢しろの呪縛でマリオネット状態で動いていた私ですが
ある日新たに異常が発生しました。
それが
帯状疱疹
帯状疱疹が体に出たことで、自分はもう頑張りすぎるぐらい頑張っていたんだな。
と気づいたわけなのですが。